非検索ユーザーに訴求する!Facebook、Twitter、Instagramを使ったSNS広告の基本

FacebookやTwitter、Instagramのタイムラインに表示できるSNS広告。通常の投稿と一緒に広告が表示され、自然とユーザーの目に止まることや、ターゲットを詳細に設定できることが特徴だ。ソーシャルメディアを利用するユーザーが増えたことで注目が高まっているSNS広告の基本と設定方法を紹介する。

SNS広告のメリットとは?

Web上の広告として一般的なリスティング広告は、ユーザーの検索によってはじめて表示される仕組みなので、ユーザーが検索しなければ広告が表示されることはない。この方法は、情報を求めているユーザーに効率的に訴求できる一方で、検索を利用しないユーザーには情報を届けられない。

近年はパソコンを利用せず、スマホを中心に利用するユーザーが増えた。そして、モバイルユーザーは、パソコンユーザーに比べて検索をあまりしないとも言われている。さらに、SNSやニュースアプリの普及によって、積極的に検索しなくてもさまざまな情報を取得できる環境が整ったことも、ユーザーが検索をしない要因となっている。

SNS広告は、このような検索を利用しないユーザーに訴求するとても効果的な方法だ。ユーザーの関心や属性に合わせて詳細にターゲットを設定でき、通常の投稿の間に表示されるため、自然と目に入る。Facebookのほか、TwitterやInstagramにも広告を出稿できる。

Facebook広告とは

Facebook広告には、ニュースフィードへ表示されるものと、画面右側のスペースに表示されるものがある。ニュースフィードへの表示はパソコン版とモバイル版の両方に、画面右側に表示されるタイプはパソコン版のみに対応している。

Facebookページの投稿をそのまま広告として利用したり、Facebookページを宣伝したりできるほか、Webサイトへの誘導やアプリのインストールをうながすスタイルの広告も作成が可能だ。ユーザーの居住地域や年齢、性別、趣味や関心といったデータに基づいて細かくターゲティングを行って広告を表示できる。

Facebook広告の作成方法

Facebook広告を作成する手順は以下のとおりだ。

1.広告の種類を選択する

まず、Facebookの作成画面で表示される「広告の目的」のリストから作成したい広告の種類を選択する。

2.ターゲットを設定する

広告を表示したいユーザーの居住地位置と年齢、性別、使用言語を選択する。地域は、都道府県や市町村で指定できるほか、郵便番号や住所からの設定も可能だ。さらに、リストからユーザーの趣味や関心を選択したり、最近ゲームをプレイした人、旅行をした人といった行動、メインで使用しているメールドメインやOS、ブラウザなどを選択したりもできる。

3.予算を設定する

「1日の予算」もしくは「通算の予算」を選択して金額を入力し、掲載期間を指定する。入札価格は、自動で最適な価格を設定する方法のほか、自分で設定することも可能だ。また、広告を配信する曜日や時間帯を指定したり、広告料金の課金方法を選択したりもできる。

4.広告で使用する画像やテキストを選択する

Facebookページで使用している画像を使用するほか、新しい画像をアップロードして使用することも可能。作成した広告はプレビュー画面で確認できる。最後に、広告の注文を確定すれば広告の出稿が開始される。

Facebook広告の種類

広告作成画面の最初に表示される「広告の目的」では、次の中から目的に応じたものを選択できる。

  • 投稿のエンゲージメント広告

Facebookページヘの投稿をそのまま広告として使用できるもの。既存の投稿をそのまま使用できる手軽さが魅力だ。

  • ページいいね!広告

Facebookページへの「いいね!」をうながすための広告。画像のほか、動画も使用できる。広告上に「いいね!」ボタンが表示されるので、ユーザーは広告元のFacebookページに移動することなく、その場で「いいね!」をクリックできる。もちろん、広告をクリックして広告元のFacebookページに移動することも可能だ。

  • Webサイトへの誘導広告

自社のWebサイトのリンクを表示する広告。画像または動画が使用でき、「購入する」「予約する」「詳しくはこちら」「お問い合わせ」といったコールトゥアクションボタンを広告中に設置することも可能だ。

  • Webサイトコンバージョン

Webサイトでのニュースレターの登録や商品の購買といった、特定の行動をうながすための広告。こちらもコールトゥアクションボタンの設置が可能だ。

  • アプリのインストール広告/エンゲージメント広告

広告上に「インストールする」や「購入するといったボタンを設置してアプリのインストールをうながす。Facebookのモバイルアプリとデスクトップアプリのほか、Instagramモバイルアプリを宣伝することもできる。

また、「アプリのエンゲージメント広告」では、「アプリを利用」などのボタンを表示して、アプリでの行動をうながすことが可能だ。

  • イベントの参加広告

開催予定のイベントを、日程や場所とともに表示する広告。ターゲットを開催地の近くに住むユーザーに絞れば効率的にイベントを宣伝できる。

  • クーポン利用広告

クーポンを作成して提供するための広告。使用期限やクーポンを取得した人数なども表示できる。

  • 動画広告の再生

動画を使用した広告。「購入する」「予約する」などのコールトゥアクションボタンを設置できる。

  • 近隣エリア広告

店舗の所在地とリーチしたい範囲を指定することで、店舗の周辺エリアにいるユーザーに広告を配信できる。

広告のスタイル

Facebook広告では、画像とテキストを使ったスタイルのほか、動画やスライドショー、複数の写真を使ったカルーセル広告が利用できる。それぞれに画像サイズなどの条件が定められているので、これらに沿ったサイズで作成する必要がある。

  • 画像

画像とテキストを使った投稿。小さな画面では表示できる投稿文の長さが限られているため、テキストは90文字以内にするとよい。また、画像に占めるテキストの割合は20%以内と定められている。

  • 動画

画像の代わりに動画を使用すると、より多くの情報を伝えることができる。動画の時間は最長で45分間、フォーマットはmp4コンテナが推奨されている。

  • スライドショー広告

複数の静止画像を順に表示することで、動画よりも手軽に動きのある広告を作成できる。

  • カルーセル形式

1つの広告ユニットに3枚から5枚の写真を掲載できるもの。スマートフォンやタブレットでは、矢印をクリックすることで画像をスクロールできる。

Twitter広告とは

Twitterでは、Yahoo!プロモーション広告を使って広告を出稿できる。

広告の出稿には、Twitter広告アカウントおよび、Yahoo!プロモーション広告アカウントが必要となる。

初めてTwitter広告を利用する場合は、Yahoo!プロモーション広告の「Twitterプロモ商品」タブから「Twitter広告の利用を開始する」をクリックする。アカウント情報を入力して「Twitter認証」をクリックすると、Twitterアカウントとの連携を開始できる。

Twitterプロモ.png

(出典:Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータル

なお、広告料金は、スポンサードサーチやディスプレイアドネットワークなどといったYahoo!プロモーション広告の他のサービスとは別に入金する必要がある。

Twitter広告の作成方法

Twitter広告を作成する手順は以下のとおり。

1.新しい広告キャンペーンを作成する

Yahoo!プロモーション広告管理画面にある「Twitterプロモ商品」タブから、「キャンペーン管理」「キャンペーン作成」の順にクリックする。

2.広告の掲載方式を選択する

「広告掲載方式と入札価格」で、「ツイートのエンゲージメント」「アプリのインストール数」などから広告の掲載方式を選択する。

3.ターゲットやキーワードを設定する

「キーワード入力」で任意のキーワードを入力したら、「キーワードを追加」をクリックする。それぞれのキーワードは、「部分一致」「フレーズ一致」などのマッチタイプを設定できる。また、ターゲティング設定を行う際、フォロワーのユーザー名を入力して、そのユーザーと類似したユーザーに向けて広告を配信することも可能だ。

4.広告ツイートを作成する

「プロモ用ツイート作成」タブをクリックして、ツイート文を入力する。画像を使用する場合は、「画像」の「設定する」にチェックを入れ、「画像を選択」ボタンからファイルをアップロードする。また、過去のツイートを広告ツイートとして使うこともできる。

広告掲載方式の種類

Twitter広告の掲載方式には、目的に応じて選択できる5種類が用意されている。

  • ツイートのエンゲージメント

画像付きのツイートを使った広告。エンゲージメントに対して課金される。

  • アプリのインストール数またはアプリの利用率

アプリのインストールや利用をうながす。アプリのクリックに対して課金される。

  • ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン

ボタン付きのウェブサイトカードを利用してリンク先に誘導する。リンクのクリックに対して課金される。

  • フォロワー

フォロワーを増やすことを目的にしたもの。フォローに対して課金される。

  • カスタム

上記の方式に該当しない場合に利用する。エンゲージメントに対して課金される。

Twitter広告の結果を確認する

Twitter広告の結果を確認するには、Yahoo!プロモーション広告管理画面の「Twitterプロモ商品」から「キャンペーン管理」タブをクリックする。キャンペーン管理画面では、以下の5項目を確認できる。

  • インプレッション

ユーザーのタイムラインに広告が表示された回数。

  • ツイートのエンゲージメント

広告に対してのクリックやリツイート、お気に入りへの追加、フォローなどが行われた数。

  • ツイートのエンゲージメント率

広告のインプレッション数に対するエンゲージメントの割合。

  • 合計コスト

そのキャンペーンで使用された料金の合計額。

  • キャンペーンの目的

キャンペーンの広告掲載方式。

ウェブサイトカードでリンク先に誘導する

ユーザーをWebサイトに誘導したい場合は、「ウェブサイトカード」を利用すると便利だ。この場合は、広告掲載方式で「ウェブサイトのクリックまたはコンバージョン」を選択して、ツイート文の作成画面で「新規にカードを作成」を選択する。タイトルとURL、ボタンに表示する文字を選択して「作成」をクリックすれば、リンク先へ誘導するボタンの付いた広告ツイートを作成できる。なお、ボタンの種類には、「続きを読む」「購入する」「サイトに行く」「もっと見る」「予約する」の5種類が用意されている。

Instagram広告とは

Instagramでも、Facebookと同様の手順で広告の出稿が可能だ。正方形の画像に加えて1.9:1の長方形フォーマットを使うこともでき、Facebook広告と同様に動画の使用も可能。また、キャプションは300文字まで入れられる。

結果の確認と管理も大切

SNS広告を利用する場合も、リスティング広告と同様に、定期的に結果を確認して予算や表示期間などを管理することが大切だ。もし効果が不十分だと感じたら、ターゲティングが適切か、広告文は分かりやすい内容になっているかといった点を確認してみるとよい。

これからの時代には不可欠なものに

ソーシャルメディアは、多くのユーザーにとって生活に密着した存在になっている。友人や知人との交流だけでなく、情報収集のためにSNSが利用されるケースも多い。だからこそ、SNS広告の活用は不可欠になっているのだ。


参考:

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