Facebookの注目の新機能「ライブ動画」や「360度動画」、「Secret Conversations」をマーケティングに活用するには?

Facebookが2016年に導入した、「ライブ動画」と「Secret Conversations」、そして2015年から導入されている「360度動画」。これらの新機能は、いったいどのようなものなのだろうか? そして、どんな活用法が考えられるのだろうか?

注目度の高い新しい機能を活用することは、情報発信のプラットフォームを変えずに新鮮さを感じさせる情報を届けるうえで非常に有効だ。今回はこの「ライブ動画」と「360度動画」、そして「Secret Conversations」をSNSマーケティングに役立てるために知っておきたい基礎知識を紹介する。

「ライブ動画」とは?

「ライブ動画」とは撮影した動画をリアルタイムで配信できるサービスで、日本では2016年2月より利用が可能になった。これは、スマートフォンのカメラを使い、アプリから投稿を行う仕組みだ。

まず、Facebookページの「投稿」ボタンをタップし、投稿画面が表示されたら「ライブ動画」をタップする。すると、カメラが起動するので、ライブ動画の内容を入力してから「ライブ配信を開始」をタップすれば、画面にカウントダウンが表示されたあと配信状態になる。

配信中は画面中央に配信中の動画が表示され、画面下部には現在の視聴者数と視聴者からのコメントがリアルタイムで表示される。

また、通常の「カメラ」アプリと同様にインカメラとアウトカメラを切り替えられ、動画にさまざまなフィルターをかけることも可能だ。配信を終了するときは、「終了」ボタンをタップすればよい。

配信終了後は、動画をあとから視聴できるように残しておくこともできる。「終了」ボタンをタップすると確認画面が表示され、「投稿する」をタップすればその動画はFacebookページに投稿される。投稿する動画の品質はHDのオン/オフを選択でき、動画をダウンロードして端末のカメラロールに保存することも可能だ。

ユーザーはどのようにライブ動画を見つけるのか?

ライブ動画は、そのアカウントをフォローしているユーザーのフィードに表示される。また、ブラウザ版Facebookの画面左にある「アプリ」メニューから「ライブ動画」をクリックすると、動画が配信されている場所を示す地図と人気動画の一覧が表示される。一覧のサムネイルをクリックすれば、すぐにその動画を視聴できる。

視聴中のライブ動画には、「いいね!」やリアクションをつけることができる。リアクションの種類は通常の投稿と同様に「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」5種類で、この「いいね!」やリアクションの数は配信者からもリアルタイムで確認できる。さらに、配信中のライブ動画にコメントをつけることも可能だ。

どのような活用方法が考えられるのか?

ライブ動画は、Facebookページや個人アカウントのほか、グループやイベント機能からも配信できる。グループやイベントは、特定のテーマに興味を持ったユーザーが集まりやすいので、特定の層に届けたいライブ動画を配信したい場合に有効活用できるだろう。

また、リアルなイベントを実施して、参加できない人のために会場の様子をライブ配信することも可能になる。これからの季節、スポーツイベントをライブ配信して、興味はあるけど参加は難しいという人に、「スポーツの秋」を感じてもらえるようにするといった活用法も考えられるのではないだろうか。

ライブ動画をマーケティングに活用するメリット

リアルタイムの映像をFacebookで簡単に配信し、ユーザーがライブ動画を気軽に探せる環境が整ったことによって、これらを効果的なマーケティングツールとして有効活用していくことが可能になった。

ライブ動画は、あらかじめ撮影した動画をアップロードするのに比べ、その場の雰囲気がリアルに伝わるというメリットがある。また、ユーザーの反応を見ながら配信できる点もライブ動画ならではの特徴だろう。

「360度動画」とは?

「360度動画」とは、360度すべての方向を撮影した動画のこと。動画再生中に画面をドラッグしたり、スマホやタブレットなどの端末を傾けたりすることで、さまざまな角度からの映像を見られる。

撮影には360度動画に対応した球体カメラが必要となり、動画ファイルにメタデータを追加できるカメラであれば、通常の動画と同じようにFacebook上にアップロードできる。アップロード後は、「詳細説明」タブから360度動画のチェックボックスをオンにして、カメラの視野に関する設定を行ってから公開する。

360度動画をマーケティングに活用するメリット

360度動画で店舗や施設を撮影すれば、視聴者は実際にその場を訪れたような感覚で、自分の見たい部分を確認できる。通常の動画や写真では伝わらない詳細な雰囲気を伝えられるのだ。

これによって、まだその場を訪れたことのない視聴者に、店舗や施設をより身近に感じてもらえるだろう。

「Secret Conversations」とは

メッセージアプリにも新機能が導入されている。Secret Conversationsは、送信されたメッセージが暗号化され、指定した期限が来ると自動的に削除されるFacebook Messengerの機能だ。Secret Conversationsでメッセージを送るには、Facebook Messengerの送信先選択画面に表示される「秘密」をタップしてから送信相手を選択し、メッセージが消去されるまでの時間を選択する。現在は一部のユーザーのみが利用できる状態となっている。

Secret Conversationsをマーケティングに活用するメリット

Secret Conversationsは、「そのときしかメッセージを読めない」という特徴によって関心を高め、ユーザーをひきつける効果が期待できる。

同様の機能を持つ「Snapchat」は、若年層を中心にユーザー数を大きく伸ばし、さまざまな企業がプロモーションに活用している。例えば、米マクドナルドでは、「ジオフィルター」とよばれるSnapchatのメッセージで利用できるフィルターを独自に作成し、店舗限定で配布するプロモーションを展開して、308万回のフィルタービューを達成した。

2016年9月現在、Secret Conversationsは、個人ユーザー間のみでしか利用できないが、今後もし、Facebookページでの利用が可能になれば、Snapchatと同様にプロモーション目的での活用の道も広がるのではないだろうか。

新機能の活用で、新鮮さを提供しよう

FacebookをはじめとしたSNSで情報収集を行うことは、ユーザーにとって、もはや日常的なことだろう。しかし、変化のない情報ばかりでは、ユーザーはやがて飽きてしまう。一度つかんだファンを離さないために、常に新鮮な印象を与えるような工夫が必要だ。

Facebookに搭載される新機能を活用すれば、情報発信のプラットフォームを変えずに、手間やコストをかけることなく情報に新鮮さを加えられる。

実際に試してみて自社に合わないと感じれば、それまでの方法に戻すこともできる。まずは試しに利用してみて、反応を確かめてみてはいかだだろうか。

 

参考:

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