ビッグデータでマーケティングはどう変わる?知っておきたいビッグデータ基礎知識

最近耳にすることの多いビッグデータとは、一体どのようなものだろうか? そして、ビッグデータを活用することでマーケティングはどのように変わるのだろうか? マーケティング担当者なら知っておきたいビッグデータの基礎知識と具体的な事例、そして課題を紹介する。

ビッグデータとは何か?

ビッグデータとは、さまざまな種類の大量のデータの集まりのこと。明確な定義はまだ定まっていないが、データの量が多くその種類が多様であり、データが頻繁に変化するものを指す場合が多い。また、顧客データのような特定の会社や組織内のデータだけでなく、Webサービスやソーシャルメディアなどインターネット上から得られる情報が含まれることも通常のデータと異なる点だろう。

ビッグデータの種類

ビッグデータを構成するデータの代表としては、次のようなものが挙げられる。

Webサイトのデータ

ECサイトの購入履歴やブログのエントリーなど、ユーザーの行動が記録されたさまざまなデータの蓄積

ソーシャルメディア

ソーシャルメディア(SNS)の投稿やコメント、「いいね!」やリツイートといった反応やユーザーのプロフィールなどの情報

各種センサー

GPSの位置情報や鉄道系ICカードの乗降記録、温度センサーや加速度センサーの記録などさまざまな機器に搭載されたセンサーによって取得されたデータ

そのほかに、Webサーバーに生成されたアクセスログやエラーログ、顧客データやPOSデータなどの販売管理データなどもビッグデータの一種である。

ビッグデータはどのようにマーケティングに活用されるのか?

では、これらのビッグデータは、どのようにマーケティングに使われるのだろうか? 具体的な活用方法をいくつか紹介しよう。

 

購入履歴からおすすめ商品を表示

ビッグデータを活用した仕組みとして最も身近なのが、AmazonなどのECサイトで表示される「おすすめ商品」ではないだろうか。これは、ユーザーの購入履歴というビッグデータがあるから実現できるものだ。

SNSでユーザーの反応を知る

FacebookやTwitterなどのSNSの投稿は、ユーザーの企業やその広告に対するユーザーの反応を知る場として非常に有効だ。「いいね!」やリツイートなどの数を知るだけでなく、それらの反応をしたユーザーがほかにどのようなことに関心を持っているのかを詳しく知ることが可能なのはSNSならではのメリットだろう。

GPSデータでタクシーを配車

また、日本交通ではGPSを利用して効率的にタクシーを配車するサービス「日本交通タクシー配車」を実施している。これは、ユーザーがスマホアプリ上の地図から希望の場所を指定すると、その場所から最も近い場所にいるタクシーを見つけて配車する仕組み。GPSデータの活用によって、従来は無線や電話などに頼っていた配車が簡単にできるようになった。

ビッグデータの将来性と課題

ビッグデータを活用することで、顧客の声を聞き、そのニーズに迅速に応えることが可能になる。その一方で、単にデータを蓄積するだけでは役に立たず、それを活かすためのスキルが求められるのも事実。また、企業がビッグデータを収集することで、プライバシーが侵害されるのではと不安を持つユーザーも多いようだ。

ビッグデータを有効にマーケティングに活用するためには、貴重なデータを価値あるものに変える分析技術を持つとともに、プライバシーについてのユーザーの不安をどう取り除くかも重要なテーマとなるのではないだろうか。


参考:

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