いまさら聞けない!? 検索エンジン攻略の鍵「ロングテールSEO」とは?

Googleのハミングバード・アップデートなどで、SEOへの風向きが厳しくなっている。そんな中、アクセスを集めるためにおすすめなのが、ロングテールSEOだ。検索数の多いビッグキーワードはライバルが多く、検索の上位に表示されるのは難しい。一方、ロングテールキーワードは……。今回は、その動向と対策をまとめてご紹介しよう。

ロングテールSEOの動向と対策

Googleのハミングバード・アップデートおさらい

よく知られる通り、2013年にGoogleが新しい検索アルゴリズムを導入した。それが「ハミングバード・アップデート」だ。最大の特徴は、「キーワード」という考え方からさらに進んで、「会話型検索」を目指していることにある。単に特定のキーワードを含む記事を表示するのではなく、検索意図をよみとり、いかにその意図にかなった検索結果を返すかがテーマとなってきているのだ。
これに対して、いかにして良質なコンテンツを作成していくかといった、コンテンツマーケティングは今後もますます重要視されるだろう。ユーザーはどのような情報を求めているのか? そして、自社はどのような情報を提供できるのか? この2つを突き詰めて考えていくことが大切になる。

ロングテールキーワードとは

では、SEOは効果がないのか? そんなことはない。コンテンツマーケティングにおいても、SEOへの配慮が必要だ。ただそのときに考慮すべきなのは、検索ボリュームの多い「ビッグキーワード」でなく、検索ボリュームが数百といった単位の、いわゆる「ロングテールキーワード(スモールキーワード)」だ。
ちなみに、ロングテールという言葉は、もともとAmazon.comで扱っている本の個別アイテムごとの販売数を、売れている順に左から棒グラフとして並べていったときに、グラフの形がしっぽ(tail)の長い恐竜のような形になったことから来ている(Amazon.com だけではないが、同社のモデルがその代表)。長いしっぽの部分の売り上げが大事だ、という話なのだが、キーワードでもそのしっぽの方、つまり検索数が少ない言葉がロングテールキーワードであり、ここが重要というわけだ。
ロングテールキーワードは、そもそも検索の少ない(数百程度の)用語を選ぶか、2語または3語以上の複合キーワードで選定する。具体的には、Google Adwordsの「キーワードプランナー」を用いると、検索ボリュームが確認でき、ビッグキーワードなのか、ロングテールキーワードなのかがわかるだろう。

なぜロングテールSEOが大切なのか?

森山裕彬氏のレポートによると、森山氏が取締役を務めるアットマークルーシー社のクライアント企業について調査した結果、ロングテールキーワードからアクセスしているユーザーが全体の約8割となっている(「ロングテールSEOで検索アクセスを倍増させるための基礎知識と具体策」)。
それだけではない。同じレポートによれば、ある企業のロングテールキーワード(この場合は複合キーワード)からのコンバージョン率は約50%と、ビッグキーワードの100倍という、圧倒的に高い数値がでたとのこと。それは、キーワードを複合させたことで、具体的に何かを探し、行動に移したいと考えているユーザーにヒットするからである。ロングテールキーワードをきっかけに、目的意識が高く、成約につながりやすいユーザーをつかまえることができるのだ。

地道なロングテールSEOこそが近道となる

競合も考えていることは似たり寄ったりで、上位に表示されているところはそれなりに時間とお金をかけている。そんな競合を相手にいきなり太刀打ちしようとしても、現実的でないのは目に見えている。

SEOでどんなにお金と時間を費やして、ビッグキーワードを攻略したとしても、コンバージョンがなければ意味がない。一方、ロングテールキーワードから少ない数でも確実な見込み客を集めることができれば、成果を出すことができる。Web担当者を助けてくれるのは、地道なロングテールSEOなのだ。


参考:

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