あるある!リスティング広告出稿時に起こるミス10選

リスティング広告はミスが発生しやすい!!

 リスティング広告が日本に浸透して早12年。代理店の数はYahoo!プロモーション広告の星付き代理店だけでも80社あり、その他インハウスや、製作会社が代行している勝手代理店なども含めると、何百人というリスティング広告プレーヤーが日々業務に励んでいます。

 テコ入れが可能な広告であることが広告効果を高めているのは間違いないですが、万単位のキーワード数、広告クリエイティブやLPは常にABテスト、効果計測のためのサードパーティーツール利用などなど、リスティングプレーヤーは、オペレーションが多く、ヒューマンエラーが発生しやすい環境に晒されています。

 そんな業界に関わっている方なら誰もが経験したことのある「あるある!」なミスや事故を集めてみました。自己の運用に、またパートナー代理店とのやりとりの中で、再度基本を見つめなおす機会となればと思います。

あるある!ミス10選

1.ディスプレイ広告がデフォルトでON

 もう鉄板。特に業界歴の長い方であれば、一度は出稿し、土下座した経験があるのではないでしょうか。いまさら説明するまでもないですが、Google AdWordsでは、検索連動型広告(キーワードターゲット、サーチ)を設定したつもりでも、デフォルトでディスプレイ広告(GDN)配信もONになっています。検索のみ配信したかったのに、ディスプレイ広告が、しかも高入札で配信されていたなんてことも。

2.今なら125%OFF!?

 広告文をコピー&ペーストする際に、Excelの便利機能「オートフィル」を使うことにより、本来20%OFFだったものが21%、22%と増えていき、まさに消費者還元セールを実施してしまったケース。Microsoft Excelにはいつも助けられていますが、この時ばかりは悪魔に見えます。

3.除外設定のつもりが、登録

 アカウントのパフォーマンスチェックのため、クエリレポートをこまめに確認、までは良かった。無駄な広告表示を発生させているキーワードを除外設定しようとすると、管理画面上「登録」「除外」が横並びになっており、うっかり「登録」ボタンを押してしまったケース。「倒産」のようなネガティブキーワードを除外したつもりが、「倒産」一語に広告配信をしてしまったなんてことも。

4.消えるタグ

 突然コンバージョンが上がらなくなり、費用対効果が格段に低下。サイトリニューアルの際によく起きますが、広告主や制作会社さんがコンバージョンタグを削除または入れ忘れてしまったケース。コンバージョン数は「0」になるので、比較的見つけやすい事象だと思いますし、リニューアルなど大きなサイトの変更が生じる場合は、設置をお願いしているタグを再送したほうが無難です。

5.桁違いの予算設定

 キャンペーン予算に10,000円/日の設定をしたつもりが、100,000円/日になっていた。月予算の1/3を一日で利用することとなり、3日間気づかないだけで、、、と考えるだけで寒気がします。

6.時間帯設定が逆!

 特にユニファイドキャンペーン化後のYahoo!スポンサードサーチで起きます。通常配信は入札単価調整率「0%」、停止時間帯は指定をしないことで設定ができるのですが、「0%」という表示がわかりにくく、配信停止の時間帯を「0%」にしてしまい、配信時間帯が設定外になっていて、真逆の配信になっていることも。

7.グローバル配信

 Googleはグローバル企業なので、Google AdWordsのデフォルト配信は日本のような小さな島国に絞ってはくれません。幸い日本は単一言語の国で、日本語という大変面倒な言語を使っているのは日本だけなので、日本語キーワードの出稿であれば大きな問題にはならないのですが、ブランド名がアルファベットであることはよくあります。表示回数が非常に多いのに、CTRが低く、配信先レポートを見ると、ほとんどアメリカに配信していた、なんてことも。

8.広告グループ単位で入札したが、キーワード単位でコントロールされていた

 必死で入札調整をしているのに、パフォーマンスが変わらない時は要注意。広告グループで入札をしていると、実はキーワードレベルで調整が入っており、まったく入札が変わっていないことがあります。きちんと確認を。

9.テストコンバージョン商品が届く

 コンバージョンテスト時に、サイト運営者とのコミュニケーションを怠ると、当然に起こるケース。代理店であれば、「商品いらないんですけど」とも言えず、自腹を切る担当もいると聞きます。コンバージョンテスト実施時には、テスト時間をお知らせして、キャンセルいただく、また、名前は「テスト」にする、備考欄にテストであり、キャンセルをいただきたい旨記載する、なども事前にお伝えをしておきましょう。

10.違うアカウントに入稿

 Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチ、YDNにおいて、特にたくさんアカウントをもつ代理店でありがち。csvバルクアップ機能を利用した際、その前に別アカウントにて作業していた内容が残っており、全く異なる広告文、リンク先で広告配信をしてしまうケース。競合の広告を配信してしまうことも。

ミスを防ぐために

ミスが起こりやすい環境であることは各社認識がありますので、それぞれ対策を講じています。その一部をご紹介します。

①AdWords Editor(エディター)のデフォルトキャンペーン設定を利用

 この機能が実装され、意図せずディスプレイ広告が出ていた事故はかなり減ったのではないかと思います。AdWords Editorの「広告運用ツール」→「設定」→「デフォルトのキャンペーン設定」から設定可能です。

②チェックリストを作成する

 よくあるミスをリスト化し、入稿前チェックリストを作成し、管理。チェックリストにある項目は注意して見ることになるので、ミスの軽減に繋がりやすい。また、クロスチェックもしやすくなります。

③アカウント、サイト、広告主に触れる機会を増やす

 身近に感じれば、普段意識していないことも意識できるきっかけになります。極力アカウントにログインして調整する、サイトを頻繁に見る、報告会へ行き、担当と話す、商品を手にしてみる、など「自分事」に置き換えてしまえば起こりえないこともあります。事件はGoogle、Yahoo!など媒体管理画面で起きているのではなく、現場で起きているのだから。


参考:

・AdWordsコミュニティー 「AdWordsをはじめたころやってしまった失敗談」

https://www.ja.adwords-community.com/t5/Archive-2014-年-4-月以前の投稿/1-22-2014-の投稿-AdWordsをはじめたころやってしまた失敗談/td-p/5251

・Yahoo!プロモーション広告 「星(スター)を保有する代理店」

http://promotionalads.yahoo.co.jp/service/agency/star.html?o=JP0395

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