インフルエンサー・マーケティングの進め方

買い物やレストラン予約の際、信頼できる友人・知人の意見や口コミを参考にする人は多い。特にEコマースでの購入では、現物を確認できないため、第三者の評価に頼る面が大きい。そうした消費者心理をくみ取ったWebマーケティングの手法が「インフルエンサー・マーケティング」だ。インターネット上で絶大な信頼を得ている第三者「インフルエンサー」からユーザーにアプローチしてもらう手法について、今回は導入ステップをご紹介しよう。

1.  インフルエンサーを探す

まずは、業界のインフルエンサーを探すことから始めよう。インフルエンサーはブログやメールニュース、ソーシャルメディアといったオンライン上のさまざまなメディアで活躍している。オーディエンスへの影響力が大きいインフルエンサーを見つけるには、SNSにおけるフォロワー数、ブログ記事へのコメントやシェアの多さ、運営しているウェブサイトへのトラフィックなどをチェックするとよい。

トラフィックについては、調べたいウェブサイトのアドレスを入力すれば数値を教えてくれるAlexaという便利なサイトがある。また、BuzzSumoというサイトでは、トピックやキーワードを入力して検索すれば、シェア率の高い記事やTwitterで影響力の大きいインフルエンサーを探すことができる。こうした便利なサイトも活用しながらアプローチしたいインフルエンサーをリストアップし、順位を付けておこう。

2.  コンタクトを取る

ターゲットが定まったら、自社の商品やサービスについて紹介してもらえるようにお願いしよう。その際に重要なのは、きちんと相手を理解したうえでアプローチすることだ。相手の書いたブログ記事やコメントのやり取り、SNSでの発信内容などにできる限り目を通し、その人の考え方や人となりを理解し、なぜオーディエンスから支持されているのかを分析しておこう。

それらの分析をもとに、ターゲットとするインフルエンサーに適した方法でコンタクトを取っていこう。ブログ記事にコメントを残す、ツイートに返信する、Eメールを送る、個人的に会うなど、相手に応じてさまざまな形で信頼関係を築くことが重要である。また、商品やサービスをインフルエンサーに紹介してもらう際には、商品を無料で送付するなど、相手にもメリットを感じてもらえるようにすることも、やり取りをスムーズに進めるうえで大切だ。

インフルエンサーは多忙なことが多いので、よい返事が来なくてもあきらめず、SNSに肯定的なコメントを残したり、議論が盛り上がるような合いの手を入れたり、「一緒に仕事ができたら光栄だ」ということを継続的に伝える努力を続けよう。

3.   関係が築けたら

アプローチしていたインフルエンサーに受け入れてもらえたら、こちらが何を期待しているのかをはっきりと伝えておこう。インフルエンサーによってやり方はさまざまなので、できる限り彼らの要望に応えられるよう協力しよう。商品・サービスの露出方法の一例は次のようなものだ。

・自社のウェブサイトにゲストブログを書いてもらう

・自社のFacebookページの記事をインフルエンサーにシェア、コメントしてもらう

・インフルエンサーのウェブサイトで商品やサービスを紹介、どこで買えるかなどの情報を書いてもらう

・何らかのコンテストを開催してもらい、自社商品を景品の1つとして提供する

どのような形にしろ、インフルエンサーに商品・サービスを紹介してもらえたら、丁寧に感謝の意を伝えよう。また、インフルエンサーに書いてもらった記事を自社のSNSページで紹介したり、メールニュースにリンクを貼って流したりして、できる限り拡散に協力する姿勢も大切だ。そうした誠意を見せることでインフルエンサーとの信頼関係が深まり、その後も一緒に仕事ができる可能性が高まる。

話題作りに効果的なインフルエンサー・マーケティング

インフルエンサーに商品・サービスを紹介してもらい、好意的な意見をネット上に書いてもらえれば、その効果は計り知れない。日本でも徐々に広がりつつあるインフルエンサーの活用を、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

 

参考:

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