ホリエモン・ドットコムがスタート!これから個人キュレーションの時代は来るのか?

NAVERまとめやAntennaなど、インターネット上の情報を収集しまとめた「キュレーションサイト」が人気を集めている。そんな中、2014年1月に、ホリエモン(堀江貴文氏)によるホリエモン・ドットコムが、「日本初の個人キュレーションサービス」という謳い文句とともに始まった。これから、個人キュレーションの時代がやってくるのか。ホリエモン・ドットコムの事例をもとに考えてみよう。

インフルエンサーたちが活躍する時代

キュレーションを行う人はキュレーターと呼ばれる。その語源は、博物館や図書館などの管理者や館長を意味する「Curator(キュレーター)」からきている(kotobank)。個人のキュレーションサイトが人気を集めるか否かは、キュレーター次第といってもいいだろう。

ホリエモンのTwitterのフォロワー数は100万人近くであり、著書の多くがベストセラーとなっている。このようなインターネット上で強い影響力を持つ個人をインフルエンサーと呼び、ホリエモンはすでに日本有数のインフルエンサーである。自分が信頼できるキュレーターのキュレーションを欲するニーズが高ければ高いほど、個人キュレーションサイトも増えていくと考えられる。

インフルエンサー・マーケティングが追い風になる

ホリエモン・ドットコムでは、収益源を広告に置き、「会いたい人に会いに行く、やりたいことをやりに行く」というコンセプトのキラーコンテンツを据えている。これは、ホリエモン自身が記者になって会いたいと思う人にだけ会い、トライしたいことだけトライしたことを記事にするというスタンスのようだ。

商品やブランドがターゲットとするユーザーに対して、影響を与える人物を見つけ、彼らにアプローチする「インフルエンサー・マーケティング」が注目されている。WEB広告の費用対効果がどんどん悪化している今、インフルエンサー・マーケティングが重要なファクターになってきているのだ。

つまり、個人キュレーションサイトは、運営者がインフルエンサーであるほど、広告が入りマネタイズしやすいことから、堀江氏と同様の、あるいは堀江氏に近い影響力を持つネット上のインフルエンサーたちによって、そのような個人キュレーションサイトも増えてくる可能性が高いのではないだろうか。

6割以上といわれるスマホユーザーを意識

ホリエモン・ドットコムの「ご挨拶」にはこのように記されている。

「一説にはブログなどのアクセス比率は6割をスマートフォンから得ているようです。そんなスマートフォンにも完全に対応したコンパクトな情報発信を手がけるメディアとなります。ご期待ください!」

堀江氏の基盤はTwitterであるが、Twitterのアクセスは世界的に見てもモバイルデバイスからが70~80%であると言われている。ホリエモン・ドットコムは、そうしたユーザー特性をとらえ、写真を大きく使用し、スマートフォンユーザーを意識した、レスポンシブデザインを採用している。

キュレーションサイトが人気を集めている理由のひとつに、移動中の読み物メディアとして利用されている点があげられる。個人キュレーションサイトも、そこに集まるファンが、通勤中に電車の中でさっと読み、短時間で有益な情報を得られるかどうかがポイントとなるだろう。

インフルエンサーによる個人キュレーションは拡大していくだろう

インフルエンサーが個人キュレーションサイトを始めれば、それは個人ブログ同様に受け入れられる可能性は大いにある。評論家の話を聞くかのように、インフルエンサーがキュレーションした記事とその感想を知ることができるのはファンにとっては興味深いはずだ。インフルエンサー・マーケティングのもと、広告が受注できれば、うまくマネタイズにつなげられる個人キュレーションサイトも今後、増えていくことが予想される。


参考:

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