ハッシュタグを活用してマーケティングを加速させよう!

マーケティングにおいても欠かせない存在となったソーシャルメディア(SNS)。企業が自社ブランドや商品についての情報を提供する場として非常に有効だが、ただ投稿しているだけでは、幅広いユーザーに情報を届けることはできない。

SNSの投稿を自社の存在をまだ知らない潜在顧客の目に留まるようにするには、発信する情報を「見つかりやすくする」ための工夫が必要になる。そこで役に立つのがSNSの投稿につける「ハッシュタグ」だ。ハッシュタグをどのように使えば、より高い効果が得られるのだろうか? ハッシュタグの仕組みと、それぞれのSNSによるハッシュタグの使われ方の違いについて解説する。

そもそも、ハッシュタグとは何か?

まず、SNSにおけるハッシュタグとは何かについておさらいしよう。

ハッシュタグとは、投稿文のなかに「#」の記号に続けて任意の単語を入れるもので、投稿のテーマや内容を簡単に知らせたいときに役立つ。投稿にハッシュタグをつけるとその部分がリンク文字となり、クリックすることで同じハッシュタグがついた投稿の一覧を表示できる。また、ハッシュタグで投稿を検索すると、各SNS内で同じハッシュタグをつけられた投稿を見ることが可能だ。

 

例えば、父の日のプレゼントを探しているユーザーに、情報を届けたいと考えているギフト商品の販売サイトであれば、父の日のプレゼントにおすすめする商品を紹介する投稿に「#父の日」とハッシュタグをつける。すると、父の日をハッシュタグで検索したユーザーに投稿が表示されるのだ。

このように、自分の投稿に関連するキーワードをハッシュタグとしてつけておけば、そのキーワードに関心のあるユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなる。

なぜ、ハッシュタグが必要なのか?

マーケティングにおいては、自社の商品やサービスに関心のあるユーザーにいかに投稿を見てもらうかが非常に重要だ。SNSでは、Facebookページなら「いいね!」、TwitterやInstagramならアカウントのフォローをすることによって、そのアカウントの投稿が表示されるようになる。つまり、自社のFacebookページあるいはTwitterやInstagramアカウントの存在を知っており、「いいね!」やフォローをしたユーザーに対しては問題なく情報を届けられる。

しかし、まだ自社を認知していない潜在顧客に対しては、そのままでは投稿を届けられない。そこで、潜在顧客がどのようなハッシュタグで検索するか予測し、投稿にそれらのハッシュタグをつけることで、自社やブランドの存在をまだ知らないユーザーにも情報が届きやすくなるのだ。

もちろん、ハッシュタグは投稿内容に関連したものであることが大原則。検索されやすいハッシュタグを見つけるとともに、そのハッシュタグに合った価値ある投稿をすることも欠かせない。

ハッシュタグの使われ方はSNSによって異なる

すでに書いたとおり、ハッシュタグはTwitter、Instagram、Facebookのいずれにも搭載されている。しかし、その使われ方はそれぞれ異なっている。

ハッシュタグを利用する際には、これらの傾向を正確に把握しておく必要がある。他のSNSで効果のあった使い方を別のSNSでそのまま適用しても十分な効果は期待できず、むしろユーザーに違和感を与えてしまう可能性もある。

Twitterにおけるハッシュタグの使われ方

Twitterではタイムラインの画面左側に「トレンド」として人気のハッシュタグやキーワードが表示される。また、関心のあることをハッシュタグで検索するユーザーも多いので、ハッシュタグの活用は非常に有効だ。

しかし、最大140文字という投稿文の上限が設けられているTwitterでは、ハッシュタグを過剰につけると目障りになる可能性もあるため注意が必要だ。米国のマーケターNeil Patel氏の調査によると、Twitterではハッシュタグの数は1〜2個のときにもっともエンゲージメントにつながりやすくなるとのこと。つまり、Twitterではハッシュタグの数を絞り、ユーザーが本当に興味の持ちそうなものをピンポイントでつける必要があるだろう。

Instagramにおけるハッシュタグの使われ方

Instagramには、Facebookの「シェア」やTwitterの「リツイート」にあたる機能がない。シェアやリツイートは、ハッシュタグと並んでフォロー外のユーザーに投稿を届ける手段となっている。これらが使えないということは、Instagramでフォロー外のユーザーに投稿を届ける方法はハッシュタグのみとなる。

このような背景から、Instagramの投稿につけられるハッシュタグは多くなる傾向にある。先述の調査でも、Instagramには11個のハッシュタグをつけた場合の反応率が最大になると発表されている。また、Instagramは写真主体のSNSであるため、投稿文は短いものが多い。魅力的な写真とその写真に関連した多数のハッシュタグという組み合わせが効果的だろう。

Facebookにおけるハッシュタグの使われ方

Facebookでは、ほかのSNSに比べてハッシュタグがあまり使われていない。この要因のひとつは、Facebookがハッシュタグを途中から導入したことだろう。ハッシュタグが利用可能になった2013年の時点で、Facebookユーザーの間ではハッシュタグを使わないコミュニケーションがすでに定着していた。このため、ハッシュタグをつけて投稿するユーザーがTwitterやInstagramに比べて少なく、ハッシュタグで検索される機会もあまり多くはない。

Facebookの場合は、ハッシュタグを使うよりもシェアされることを目標とした投稿の方が効果的かもしれない。もちろん、Facebookユーザーのなかにもハッシュタグを利用している人はいる。シェアされる投稿を目指しつつハッシュタグを併用するという方法も考えられるだろう。

どのような言葉をハッシュタグにすればよいのか?

ここで課題となるのが、どのような言葉をハッシュタグとして使うべきか。せっかくハッシュタグをつけて投稿しても、そのハッシュタグがまったく検索されないものだと意味がない。

多くのユーザーが検索する可能性の高いハッシュタグを探すヒントは、Twitterの「トレンド」やInstagramの「人気の写真」といったリアルタイムの情報にある。Twitterの「トレンド」は、人気の高いハッシュタグやキーワードがランキング形式で表示されているので特に分かりやすいだろう。Instagramの場合には、アプリのメニューから虫眼鏡のボタンをタップすると、人気の高い投稿の写真が一覧表示される。この画面ではハッシュタグを確認できないが、それぞれの画像をタップして投稿者のアカウントページに移動すれば、その写真にどんなハッシュタグがつけられているか確認できる。

ハッシュタグはソーシャルメディアマーケティングに欠かせない存在

多くのユーザーがSNSを利用し、そこから情報を得るようになった今、企業のソーシャルメディア活用においては、単に情報を発信するだけでなく、いかに情報を拡散させるか意識することが求められている。関心のあるユーザーが自発的に検索するハッシュタグは、自社ブランドや商品の情報を広めるための非常に有効なツールとなるはずだ。

参考:

 

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