爆買いの次はコレ?越境ECについて知っておこう

中国人観光客をはじめとする、訪日外国人による「爆買い」に次ぐトレンドとなる可能性を秘めている「越境EC」をご存じでしょうか。今回は、国境をまたいだオンライン上での商取引全般を指す越境ECとはなにかを、越境ECを始めるにあたって便利なサポートサービスとともにご紹介します。

越境ECってなに?どんな商品が売れるの?

越境ECとは、個人や企業がインターネットを介して、海外の個人や企業と商品取引を行うことをいい、中国市場での伸びが注目を集めています。中国国内EC市場で年間取引額3兆元(約51兆円)を超える阿里巴巴集団(アリババ)の参入によって、飛躍的に規模が拡大しているためです。中国の越境EC取引額は2013年に3.2兆元(前年比58%増)、14年は4.2兆元(同33%増)で、15年は5.5兆元(同31%増)に達しています。
インターネットが普及する前、海外の商品を手に入れるには直接買い付けにいくか、日本の代理店や買い付けの代行業者を利用するといった間接的な方法で購入するしかありませんでした。しかし、それだとコストも時間もかかってしまいます。一方、ネットでの直接購入なら、手間をかけずにコストを抑えて、自国にいながら海外製品を手に入れられます。
中国で越境ECが注目される理由のひとつに、同国のネット上で取引される商品にニセ物が多いことがあり、人体に直接害を及ぼす可能性がある化粧品や食品、化粧品、ベビー用品、菓子、健康食品などは、高品質な日本製が好まれます。そして、日本製と偽ったニセ物をつかまされる可能性を排除するために、日本の業者から直接購入する越境ECの需要が高まっているのです。
長引く景気の低迷と少子高齢化の進行によって、日本国内の小売市場は縮小しています。こうしたなか、訪日観光客の「爆買い」で恩恵を受けたという企業は少なくないでしょう。越境ECは、海外からの購買力を取り込む有力なプラットフォームになると考えられます。

語学力は必要ない?東南アジア向け越境ECの開設をサポートするサービスが登場

消費者と企業の双方にとってなんとも魅力的な越境ECですが、開設するにあたってハードルとなるのが、言葉の壁ではないでしょうか。そんなお悩みを解決するサポートサービスが登場しています。
ソーシャルエージェント(東京都港区)が展開する越境EC支援サービス「EC-PORT」では、東南アジアのオンラインショッピングモールへの出店サポートサービスを行っています。日本にいながら、Lazada, Zalora, Lelong.comといった東南アジア各国で急成長するオンラインショッピングモールに店を構えることができます。
東南アジアのEC市場は、人口の多さや経済成長率、モバイル普及率の高さなどから「宝の山」とも称される成長市場です。しかし、オンラインショッピングモールに出店するには、現地独特の決済手段に対応する必要があったり、オンラインショッピングモールを運営する企業と現地語でコミュニケーションをとる必要があったりと、手続きが煩雑で、初心者や、多言語人材のいない中小企業には対応しきれない場面も多々あるのが実情です。現地の言語や文化に精通したスタッフが、製品情報の多言語翻訳・販売代行・出店支援・カスタマーサポートをワンストップで対応してくれ、マレーシアに物流ハブも構える同社のサービスは、越境ECでのビジネス拡大を目指す、多くの事業者の助けになると考えられます。

自国にいても日本製品がほしい!そんな願いをかなえる越境EC

ここ数年、日本を訪問する外国人観光客数は、中国人を中心に、過去最多を更新し続けています。訪日観光客の増加によって日本製品に親しむ層が増えれば、旅先での「爆買い」から日常買いにつながると考えられます。自国にいながら日本製品が買える越境ECの需要はさらに高まっていくことでしょう。

参考:

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