PV数に頼りすぎ注意!?「脱PV主義」こそコンテンツマーケティング成功への近道

コンテンツマーケティングは、いまや無視できないWEBマーケティング手法の1つになっている。そのため大企業から個人まで、コンテンツマーケティングに力を入れている企業が増えている。そんな中で、これまでWEBの評価指標となっていたページビュー(PV)数よりも、滞在時間や直帰率をみて、評価していこうという動きが出ている。メディアの長期的発展を望んだ時、今やるべきこととは? 脱PV主義から、コンテンツマーケティングについて考えてみたい。

脱PV主義から考えるコンテンツマーケティング

「釣りタイトル」はユーザーを裏切る

思わずクリックしたくなる「釣りタイトル」は、PV数を稼ぐために最も重要なポイントとなっている。どこのWEBメディアでもタイトルには工夫を凝らして、かなり力を入れているといってもいいだろう。しかし、「釣りタイトル」が先行して、内容がついてきていないコンテンツが多いのも事実だ。PV数の高い記事ランキングを見ても、「これは釣りタイトルでPV数を稼いでいる」といわざるをえないような記事も少なくない。

「釣りタイトル」がなぜ悪いのか。それは、タイトルから期待を持ってメディアで訪れたユーザーが、タイトルから連想していた内容と伴わずに、がっかりしてページを閉じてしまうことにある。一度そのような経験をしたユーザーは、そのメディアに訪れてくれる機会はもうないといってもいいだろう。「だまされた気分」と嫌がられ、ユーザーを自ら引き離してしまうことになる。

「お手軽コンテンツ」はどこも一緒

「お手軽コンテンツ」とは、まとめサイトでよく見かける、要点をならべて提示し、一目で答えがわかるようにする種の記事だ。使い方によっては、そういったお手軽コンテンツから、情報をさっと得る方法もありかもしれない。しかし、そのような「どこにでもありそうな情報」だけを集めて、メディアの価値を高めようとするのは難しい。

単純に「バズる」だけの記事は評価しないようにしたのは、女性の「しあわせ」をテーマに読者とのつながりを重視するメディア『ANGIE』。 同社代表の宮原智将氏は、「30代の大きな悩みは、ライフレシピでは解決できない」と述べ、PVを追わないメディア運営で収益化を実目指している(「Somewrite」のインタビュー記事より)。

お手軽コンテンツだけではPVは稼げても、PV止まりで終わりかねない。今後、『ANGIE』を筆頭に「脱PV主義」を掲げるメディアが増えてくることだろう。

オリジナルの評価軸を持とう

PV以外に、何を軸に「良質なコンテンツ」と判断していけばいいのだろう? たとえば、長谷川恭久氏がやっているように、Google アナリティクスのイベントなどを使って利用者の行動を観察したレポートを入手し、そこから、PVトップ10記事の「滞在時間」「直帰率」「スクロール」「ソーシャル」を見渡してみてはどうだろうか。このように、PV以外の他の指標を重ねることで、どの記事がユーザーの心をつかんでいるかが見えてくるはずだ。

PV数は多くても、「直帰率」も高いかもしれない。そんな記事を高評価するのは、メディアの寿命を縮めているようなもの。それなら、ユーザーの滞在時間の長さを見てみよう。「ファンを育てている記事」を量産していくことで、コアなファンのユーザーに愛されるメディアにしていくことができるだろう。

PVに偏り過ぎるのはもう古い

これまで、PVに偏り過ぎる風潮があったように見えるのは、PVが広告の値段を決める「ものさし」とされていたからかもしれない。しかし、長期的にメディアの繁栄を考えた時、PV至上主義はおすすめできない。ユーザーはPVを集めたいがための底の浅いコンテンツは見飽きている。コンテンツマーケティングの成功は、ユーザーを一番に考えたところにある。その本質に立ち返れば、自ずと違う評価軸が見えてくるだろう。


参考:

ANGIEが掲げる「脱PV主義」の理由とは?新しいwebメディア収益化の戦略に迫る!

長谷川恭久:脱PVで見えてくるコンテンツの質

イベントについて(Googleアナリティクス ヘルプ)

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