たった20分でECサイトの売り上げを伸ばす3つの方法

さぁ、新年度の幕開けだ。「売れるECサイト」を目標に掲げ、新たな担当者として意気込む人も多いだろう。しかし、「何に、どう取り組めば“売れる”のか?」 実は、これを考えあぐねて、何もしないECサイトほど衰退の一途をたどる。例えれば、「いらっしゃいませ」も「何かお探しですか?」の声かけもせず、仏頂面で突っ立っている販売員を雇っているようなものだ。反面、魅力的なECサイトは常にトライ&エラーを重ねており、それによって生まれる臨場感こそが人気の秘訣となっている。そこで今回は、あなたが「悩んでいる20分」に、すぐにでもできるECサイトの改善方法を3つご紹介しよう。

その1:ファーストビューこそが、勝負のすべて!

ECサイトを改善する時間が本当にたった20分しかない場合、そのうちの15分を費やしてよい部分がある。それは、Webページの上部にある「ファーストビュー」の領域だ。ここで、勝負の8割は決まる。多少大げさだが、「すべてのユーザーはファーストビューしか見ていない」という前提で改善してみるのもいい。この部分に組み込むべき要素は以下の3つだ。

「キャッチー&クロージング」までを押さえたセールスコピー:

まずは、見てほしいキーワードが入った短いキャッチコピーを3タイプ考えよう。最初は、興味を惹き付ける「キャッチー」なもの。その次は、ユーザーの購買意欲に火をつける「ハートビート」なもの。最後は、無視しがたく、信頼感のある「クロージング」ができるもの。この3タイプのコピーをファーストビューに一気に仕掛けるのだ。

「夢見る未来が映像化」される高度な商品画像:

ECサイトで画像が重要であることは周知の事実。そのポイントは、いかにユーザーが「その商品を購入したあとの未来」を具体的に描けるかどうかだ。もちろん、その未来は美しく楽しげで、夢見るようなものであるほうがいい。例えば、衣類などの商品画像は画質の高いものに変えるだけで、その繊維の手触りや高級感をも伝えられる。さまざまな角度から見た画像や拡大した画像、あるいはモデルが着用した画像も追加すれば、さらに現実感は増すだろう。それをフォローするように、商品の着用レビューや、モデルの身長・体重・着用サイズなどの情報も追加できれば完璧である。

単純明快なCTA(コール・トゥ・アクション)ボタン:

ユーザーをせっかくその気にさせても、目立たない、見当たらない、わかりにくいCTAボタンを設置すればすべて台無しだ。CTAボタンは、わかりやすいコピーで、色とデザインも“目立つ”ことを基本に。また、コンバージョン率の変化がわかりやすい箇所なので、こまめにテストしてベスト・オブ・CTAボタンを探ってみよう。

その2:シンプルさこそが、真のユーザーフレンドリー

運営年数の長いECサイトは無駄な情報が多く、長いページになりがちだ。しかし、特に初めて訪れるユーザーにとっては、その情報量の多さが導線をわかりづらくし、離脱率を高める原因にもなる。そこで、あなたのECサイトをシンプルに、わかりやすくするための方法は以下の2つだ。

クリック3回で必要な情報を見つけられる:

あなたのECサイトは、クリック3回以内で目的の情報を見つけられるだろうか? 絶対にやってはいけないのは、ユーザーをサイト内で迷わせ、時間をとらせてしまうことだ。それを防ぎ、サイトのどの位置にいるかひと目でわかるようにするために、「すべてのページで閲覧履歴を表示する」のもいいだろう。

余白を大切に:

前述の通りユーザーはWebページの上部を最も注視するが、次に見るのは最下部である。つまり、中間部分は、ほとんど見られていない。だが、ページをスクロールするなかで目に入る部分なので、顧客の気を散らす余計なリンクは取り除き、広告要素の強いバナーなども思い切って取り外すことだ。余白を大切にすることでページ全体がスッキリとし、好感度の高いデザインになる。

その3:信頼とホスピタリティこそが、最後の決め手

インターネットという仮想空間のなかで、金銭と個人情報の授受が発生するECサイト。最終的にユーザーが重視するのは、運営する企業への信頼感である。ECサイトで、実店舗並みにユーザーの信頼を厚くするための方法は以下の2つだ。

アピールすべきは、プライバシーを重視する企業であること:

会社情報、特定商取引法に基づく表記、プライバシーポリシーなどをしっかり明記することは基本である。さらに第三者機関による信用証明を取得し、そのマークを掲載するというのも検討価値の高い方法だ。また、メールマガジンなどには登録取り消しのリンクを、予約フォームなどにはプライバシーポリシーへのリンクを必ず貼るという細かなことでも、ユーザーの信頼感は増す。

可能な限りのホスピタリティ:

ユーザーからの疑問や質問は、サイト内のFAQなどを充実させることで回避できるものも多い。だが、それでも解決できない問題がある場合、多くのユーザーが望むのは「自分の好きな連絡手段で、すぐに問題解決したい」というものだ。Eメールや電話はもちろん、最近では両者のメリットを併せ持つチャットによる対応も人気だ。対応時間帯も可能な限り幅広く設定し、営業時間外や休日などで対応できない場合は、その旨と折り返し回答できる日程などを明確に伝えよう。

まとめ

いかがだろうか? ここでご紹介したのは、コンバージョン率を上げるために必要な「ECサイトの基本」であるが、案外見過ごされている項目も多い。“試した人にだけ、その効果が実感できる”という言葉を信じ、まずは20分だけでも実際の改善作業に取り組んでほしい。

参考:

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