インバウンドマーケティングでやりがちな5つの間違いとは?

企業からお客様にアプローチするのではなく、お客様のほうからアプローチをしてもらえるように仕掛けを施すインバウンドマーケティング。インバウンドマーケティングを提唱した米Hubspot社のメソッドでは、企業からターゲットとなる客層に向けて発信される情報(ハウツーなど、その客層に役立つもの)を、潜在顧客に「見つけてもらう」ことで、見込み客や顧客になってもらい、最終的には推奨者にまでなってもらうことを目標としている。潜在顧客にうまくアピールするには、どんな点に気をつければよいのだろうか? 今回は、インバウンドマーケティングに取り組むなかでやってしまいがちな間違いを5つご紹介する。

1 包括的なマーケティング戦略を決めていない

インバウンドマーケティングも企業のマーケティング戦略の一部である。インバウンドマーケティングの戦略だけを立てているとか、これまで取り組んできたアウトバウンドマーケティングと連動させていない、などということはないだろうか? まずは、自社の現況を分析し、包括的なマーケティング戦略を立てたほうがよい。そのあとで、インバウンドマーケティングが果たすべき役割を具体的に考えるという流れが重要である。そうすることで、より正確なターゲティングや目標設定が可能になり、効果も出やすくなる。

2 コンテンツの量・質ともに不足しがち

インバウンドマーケティングを始めた当初は、たくさんのアイデアであふれていたけれど、数ヶ月経った今はよいコンテンツがなかなか思い浮かばない、という状況に陥るのはよくあることだ。とはいえ、潜在顧客から見込み客や顧客、さらに推奨者にまでなってもらうためには、継続的に質の高いコンテンツを配信し続けることがとても重要である。時には同業他社や注目企業のコンテンツを参考にしたり、ターゲット層に属する身近な友人の意見を聞いたりするのもよい。「ターゲット層にとって面白く、かつためになる」をキーワードに、できる限り定期配信を心がけよう。

3 SNSを使いこなせていない

Facebookの企業ページを作ったものの、うちわネタで盛り上がっているだけ、Twitterを始めても、ほとんどツイートしていない、Pinterestでも商品のボードを作ってみたけれど、新商品をアップしているだけで、使い方のバラエティに欠ける…などせっかく使い始めたのにSNSをうまく活用できていない例も多い。SNSで発信した情報に初めて触れる人には興味を持ってもらえるように、気に入ってフォロワーになってくれた人にはコンバージョンまで導けるように、情報発信を怠ってはいけない。途中で更新が途絶える、内容が期待と違うといった理由で、せっかく得たフォロワーを失うことほどもったいないことはない。

4 訪問者をミスリードしている

自信のあるランディングページがあるからといって、すべての訪問者を同じ場所に送り込んでいないだろうか? 訪問者全員が同じ興味と同じ目的を持ってホームページを訪れる、などということは、ほとんど起こらない。ブログ記事を読みたくてやってくる人もいれば、商品を買うためだけにやってくる人もいる。オーガニックの広告、リスティング広告、Eメール、SNSの記事など、流入元のプラットフォームの内容ごとに、訪問者を適切なランディングページとCTA(Call To Action)ボタンに導くようにすることも、重要なポイントである。

5 度を超えたオファーやお願いをしている

クーポンを送ったりセールを通知したりといったオファーは、顧客になってもらうための有効な手段だが、やりすぎは禁物である。「しつこいな」と印象を悪くするうえ、もとの価格を高く設定しているのではないか? など、あらぬ疑いを抱かれるかもしれない。メールマガジンの配信の中で、ときおり何らかのお得情報を流すなど、適度な量を心がけよう。

また、初めてユーザー登録する人に、多くの情報提供をお願いするのもNGである。初めはメールアドレスくらいにとどめておけば、相手も気軽に登録しやすい。その後メール配信で努力すれば、いくらでもホームページを再訪してもらうチャンスを作ることができる。何事もほどほどが重要、成果を急ぐあまり、やりすぎになってしまっては、逆に顧客は離れてしまう。 


相手の立場に立ってみれば間違いがよくわかる

インバウンドマーケティングの成否のカギは、お客様の自発的なアプローチにうまく添えているかどうかにある。お客様の視点に立って、アクセスしやすいサイトになっているか、欲しい情報がすぐ手に入るか、など心地の良いしくみになっているかどうかを意識すれば、犯しているミスにも気づきやすくなる。ご紹介した問題点を参考に、インバウンドマーケティングの内容を見直してみてはいかがだろうか。

 

参考: 

 

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