[Googleアナリティクス入門②]Googleアナリティクスの基本的なデータを確認してみよう

前回は、Googleアナリティクスの概要とおもな画面構成、アカウントの作成方法、トラッキングコードの取得とそれをWebサイトへ設置する手順について解説した。

これで、Webサイトでアクセス解析を行う準備は整ったことになる。それでは、いよいよ実際にGoogleアナリティクスのデータを確認して、サイトの置かれている状況を確認してみよう。今回は、Googleアナリティクスの基本的なデータの確認方法と、それぞれのデータの意味について解説する。

まずはユーザーサマリーを確認してみよう

最初に、画面左側のメニューから「ユーザー」欄の「概要」をクリックしてみよう。ここには、過去1か月間のサイトのデータが折れ線グラフで表示される。グラフに表示する内容は、ドロップダウンリストから「セッション」「ページビュー数」「ユーザー」などの項目を選択することで切り替えることができる。また、グラフ右上の「時間別」「日」「週」などのボタンからは、時間ごと、日ごと、週ごとのグラフを表示することも可能だ。

それぞれの項目の見方と意味は下記のとおりだ。

セッション

指定した期間中にサイトを訪問したユーザーの延べ人数を表す数値。30分間操作を行わなかった場合、セッションはタイムアウトとなり、再度ユーザーが操作を行った場合は新たなセッションとして扱われる。

ユーザー

指定した期間中に1回以上セッションが発生したユーザーの数を表す。

ページビュー数

閲覧されたページの合計数を表す。同じユーザーが同じページを複数回閲覧した場合もカウントされる。

ページ/セッション

セッション中に表示された平均ページ数を表す。同じページが複数回閲覧された場合もカウントされる。

平均セッション時間

ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの平均時間を表す。

直帰率

サイトを訪れたユーザーが、1ページだけ閲覧したあと、ブラウザを閉じたり他のサイトへ移動したりした割合を表す。

新規セッション率

新規訪問者の割合(推定値)を表す。

ユーザーの環境や属性を確認しよう

サイトを訪れている人の年齢や性別を知るためには、画面左側のメニューで「ユーザー」→「ユーザー属性」→「概要」をクリックすれば、年齢や性別の割合が表示される。さらに、「年齢」「性別」の各項目をクリックした画面からは、年齢や性別ごとのセッションや新規セッション率、新規ユーザー数、直帰率を見ることもできる。

また、画面左側のメニューで「ユーザー」→「地域」→「地域」の順にクリックすれば訪問者の国や地域が、「言語」をクリックすれば使用している言語の確認が可能だ。こちらも、それぞれの項目について、セッションなどのデータを表示できる。訪問者の年齢や性別、地域や言語を知ることは、Webサイトのターゲットとして想定している層のユーザーがサイトを訪問しているかどうかを確認するために役立つだろう。

どのような環境からサイトが閲覧されているのかを調べたいときには、画面左側のメニューで「ユーザー」→「テクノロジー」→「ブラウザとOS」の順にクリックする。また、「ネットワーク」では、利用しているネットワークの種類などが確認できる。ユーザーがどのような環境から閲覧しているかは、サイトのデザインや使用する機能などを決めるうえで役立つ。利用しているユーザーの多いブラウザについては、サイト作成時に動作環境を行い、問題なく表示されることを確認しておくとよいだろう。

ユーザーがどこから来ているのかを確認しよう

ユーザーがどのような方法でサイトを訪れたのかを確認したい場合は、画面左側のメニューから「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」をクリックする。ここには、訪問経路の種類とその数が一覧で表示される。

 

ユーザーがどのようなキーワードでサイトにたどり着いたのかを知りたい場合は、左側のメニューで「チャネル」をクリックして、「Organic Search」をクリックすると、検索数の多い順にキーワードが表示され、それぞれのセッションや新規セッション率、新規ユーザー数などが表示される。検索数の多いキーワードは、それだけ多くの人が関心を持っているということになるので、そのキーワードに関するコンテンツを充実させるなど、今後のサイトの方針を決めるうえで役立つ。

また、左側のメニューで「参照サイト」をクリックすると表示される表では、どのサイトからどのくらいのユーザーが訪れているのか、各サイト経由で訪問したユーザーの滞在時間や平均ページビュー、新規セッション率や直帰率などを確認できる。

サイト内でのユーザーの行動を把握しよう

サイトを訪問したユーザーがどのように各ページを移動したのかを知りたい場合は、左側のメニューの「行動」から確認できる。「ランディングページ」はサイトの入り口のなったページで、「離脱ページ」はユーザーがブラウザを閉じたり他のサイトへ移動したりしたページのことだ。

ランディングページでは、各ページのセッションや新規セッション率、新規ユーザー数のほか、直帰率や平均セッション時間、コンバージョン率などが表示される。離脱ページについては、そのページから離脱した割合やページビュー数、離脱率などが表示される。

また、「行動フロー」からは、ランディングページから離脱ページまでの間に、ユーザーがどのように移動したのかを見ることができる。

「サイト内検索」には、サイト内に設置した検索ボックスなどで検索されたキーワードが表示される。ユーザーがどのような情報を求めてサイトを訪問したのかを知りたいときに役立つだろう。

特定のページでの離脱率が高い場合は、そのページの内容を見直したり、他のページへ誘導するためのリンクを設置したりするなどの対策が考えられるだろう。サイト内でのユーザーの動きを知ることで、目的のページにユーザーをうまく誘導できていないなどの問題点を確認できる。

リアルタイムレポートを確認してみよう。

ここまでに紹介してきた機能は、過去の一定期間にあったサイトへの訪問に関するデータを分析するものだ。加えて、Googleアナリティクスには、今この瞬間のサイトの状況を分単位や秒単位で確認できる機能も用意されている。それが「リアルタイムレポート」だ。

リアルタイムレポートは、画面左側のメニューから「リアルタイム」をクリックすると表示される。「概要」では、アクティブユーザーがどのようなサイトを経由してサイトを訪れたのかを表す参照元や、アクティブユーザー数を確認できる。また、「地域」には、アクティブユーザーの所在地や直近30分間に各都市から閲覧されたページ数が、「行動」には直近30分間で閲覧されたページが表示される。

定期的な確認が大切

Googleアナリティクスで確認できるデータの種類は非常に多いため、最初はどこに注目すればよいか分からずとまどうことも多いかもしれない。まずは今回紹介したような基本的なデータについて、定期的に確認をして変化をつかむことが大切だ。

 


参考:

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