集客の鍵!SEO対策とPPC広告のアロケーションをどうする?

Webサイトへの集客を考えた時に、真っ先に挙げられる選択肢といえばSEO対策とPPC広告(リスティング広告)。どちらも力(と予算)を費やすことで集客を見込めるが、担当者が直面する大きな問題の一つに「予算配分(アロケーション)」があるだろう。

今回はSEO対策とPPC広告のメリット/デメリットをおさらいしながら、その理想的な組み合わせについて考えてみたいと思う。

Webマーケティング集客の鍵

8対2というクリック数

2011年の「SEO in Philadelphia」の調査データと、2009年のペンシルバニア州立大学と豪州クイーンズランド大学教授の共同論文によると、自然検索(オーガニック検索)のクリック(SEO)とPPC広告のクリックは約8:2の割合という、調査結果がある。

また、カリフォルニアの123社の調査「2012 State of Digital Marketing Report」によると、リード獲得において、BtoBにおいては約3倍、BtoCにおいては約2倍、SEOのほうが効果が高いと回答している。

「自然検索のクリック(SEO)のほうが多く、さらにリード獲得の効果も高い」という調査結果だけを見ると、「それならSEOに注力すればいいのか」と考えたくなるものだ。しかし、そうでもないのである。

SEOのメリットとデメリット

SEOのデメリットに、SEO対策を始めたからといって、自然表示の検索順位がすぐに上がるわけではないこと、そしてGoogleをはじめとした検索サービスの方針に完全に依存しているという点がある。 検索エンジンのアルゴリズム(順位を決める物差しとなるもの)は常に変化するため、アルゴリズムが急に変わってしまうことで、これまで上位に表示されていたWebサイトの順位が大きく下がってしまったり、ポリシーの変更によってある日突然あなたのサイトが“ルール違反”としてペナルティを受けるような事態も起こり得るのだ。

もちろん、デメリットだけではない。SEOをやれるところまで自社で取り組むことで、PPCのように多額の広告費を投入しなくても、SEO対策はできる。現在のGoogleのアルゴリズムは記事の質を重要視しているため、良質なコンテンツを定期的に増やしていくことはSEO対策にもなり、さらにユーザーに信頼を与える情報にもなりえる。一石二鳥の効果が見込めるのだ。

PPCのメリットとデメリット

SEOのデメリットをカバーするように、役立てると効果的なのがPPC広告(リスティング広告)。PPCは「Pay Per Click(ペイ・パー・クリック)」の略で、広告が実際にクリックされた回数分だけ費用が発生する、クリック課金型のインターネット広告。メリットは、始めたその日から、インターネット上に広告を出稿することができ、即売り上げにつなげることも可能であることだ。

しかし、広告ということには変わりなく、その見せかた次第ではお客さんが集まらなかったり、競争度の高いキーワードになると高額になってしまうことも多い。同じキーワードであれば、予算の豊富な企業が勝つようにできているのだ。それを踏まえて、試験的に使用していきながら、お客さんをひきつけられる広告とその中身(Webサイト)をつくる必要があるのだ。

Webサイト全体のマネージメントが重要

理想的なのは、長期的戦略としてSEO対策を続けながら上位表示を目指し、短・中期的にキャンペーンなどでPPCを利用していくことだろう。どちらも活用することは、結果的にSEO対策にもなる。

ただし、どんなに集客をしても、誘引先のWebサイト、そして提供する製品/サービスが広告メッセージに見合うよう設計されていなくては最終的なコンバージョンにつながらないことは言うまでもないだろう。広告担当者は「集客」の部分だけにフォーカスすることなく、Webサイト全体をマネージメントできる技量が求められる。成約までのステップとは、集客からはじまり、その後の購入まで、戦略的に仕組まれたものでなくてはいけないのだ。


参考:

清水昌浩:SEO対策とPPC広告の予算配分を検討するための5つの参考情報

http://media.looops.net/ginzametrics-shimizu/2013/03/27/seo-ppc-budget-allocation/

SEOとPPC広告…限られた予算のなかで結果を出すためには、どちらを選んだらいいのか徹底解剖!

http://webkikaku.co.jp/blog/syuukyaku/seoorppc/


画像:http://pixabay.com/en/granville-market-fruits-vancouver-50423/

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